まもなく公開を迎える映画『トランスフォーマー / ビースト覚醒』。
アニメ『ビーストウォーズ』をモチーフに、最凶の敵「ユニクロン」を迎え撃つオプティマス率いるトランスフォーマー達の戦いを描いているそうです。
今回は、これまでの6作品を振り返りつつ、最新作の見どころもご紹介。
最新作に向けてテンションを上げていきましょう!
おすすめのトランスフォーマー映画比較ランキング

タイトル | 公開日 | 主演 |
---|---|---|
トランスフォーマー | 2007年8月4日 | シャイア・ラブーフ |
トランスフォーマー / リベンジ | 2009年6月20日 | シャイア・ラブーフ |
トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン | 2011年7月29日 | シャイア・ラブーフ |
トランスフォーマー / ロストエイジ | 2014年8月8日 | マーク・ウォールバーグ |
トランスフォーマー / 最後の騎士王 | 2017年8月4日 | マーク・ウォールバーグ |
バンブルビー | 2019年3月22日 | ヘイリー・スタインフェルド |
トランスフォーマー / ビースト覚醒 | 2023年8月4日 | アンソニー・ラモス |
映画『トランスフォーマー』シリーズは、1980年代に始まったアニメシリーズをベースにしたアメリカのSFアクション映画です。
3作目の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は世界の歴代興行収入で32位を記録、映画シリーズとして13番目に高い興行収入(1位はマーベル・シネマティック・ユニバース)を記録しており、根強い人気を誇っています。
最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』以前の6作品の中でも特に人気のある3作品を総合的に判断し、ご紹介したいと思います。
1位:トランスフォーマー
タイトル | トランスフォーマー Transformers |
公開日 | 2007年8月4日 |
製作総指揮 | スティーブン・スピルバーグ マイケル・ベイ ブライアン・ゴールドナー マーク・ヴァーラディアン |
監督 | マイケル・ベイ |
キャスト・吹き替え | サミュエル・ジェームズ シャイア・ラブーフ / 小松史法 ミカエラ・ベインズ ミーガン・フォックス / 東條加那子 オプティマス・プライム ピーター・カレン / 玄田哲章 バンブルビー マーク・ライアン / 加藤亮夫 メガトロン ヒューゴ・ウィーヴィング / 中村浩太郎 |
主題歌 | リンキンパーク「ワット・アイヴ・ダン」 |
上映時間 | 143分 |
興行収入 | 40億1000万円 |
一番人気はやはり1作目!
何度か実写化の企画はあったものの、映像面の問題や物語の展開が困難などの理由で実現に至りませんでした。
しかし、ドリームワークスの強い要望でついに制作が決定。企画段階ではスティーブン・スピルバーグが監督する予定でしたが、脚本の内容から自分より若い監督に任せたほうがいいと判断し、映画『アルマゲドン』などのマイケル・ベイが監督を務めることになりました。
最大の見せ場であるスムーズなトランスフォーム(変形)には、アニメからのファンも納得の完成度。マイケル・ベイ監督のワンカットでみせたいという意向で細部までリアルに作り込まれています。
最大で2万個以上の部品が動く複雑な変形シーンのアニメーションはCGアーティストの山口圭二さんが担当。一体辺り数万という破格の部品数で構成されていたことから、製作当初動かそうとしただけでVFXを担当したインダストリアル・ライト&マジック社の300台のパソコンが一斉に停止するという事態を引き起こしたそうです。
こだわりの映像は特殊効果の賞を数々受賞。第80回アカデミー賞では音響編集賞、録音賞、視覚効果賞の3部門にノミネートされました。
また、日本のファンを喜ばせたのは、オプティマス・プライムの吹き替えを玄田哲章さんが担当したこと。
玄田さんはアニメ版でコンボイ(オプティマス・プライム)を長年担当。当初オファーはなかったそうですが、玄田さんが直々にオーディションを受け、またファンの署名活動といった後押しもあり、決まったそうです。
往年のファンも新規のファンも楽しめる「トランスフォーマー」シリーズの始まりでした。
2位:バンブルビー
タイトル | バンブルビー Bumblebee |
公開日 | 2019年3月22日 |
製作総指揮 | スティーブン・スピルバーグ マイケル・ベイ |
監督 | トラヴィス・ナイト |
キャスト・吹き替え | チャーリー・ワトソン ヘイリー・スタインフィールド / 土屋太鳳 ジャック・バーンズ ジョン・シナ / 楠大典 バンブルビー ディラン・オブライエン / 木村良平 オプティマス・プライム ピーター・カレン / 玄田哲章 |
主題歌 | ヘンリ・スタインフィールド「Buck to Life」 |
上映時間 | 114分 |
興行収入 | 8億7200万円 |
トランスフォーマーシリーズ6作目になる映画『バンブルビー』。舞台は第1作の20年前となるカリフォルニアです。
スピンオフとして製作されましたが、後にリブート扱いとなりました。最新作『トランス・フォーマー / ビースト覚醒』は続編になります。
トランスフォーマーシーリーズの中では、最も低い興行成績に上映時間も短め(本家が長すぎる気もしますが)で小作品のイメージのある本作。
しかし、批評家から、アクションシーンやスタインフィールドの演技、1980年代の設定や懐かしさを称賛され「トランスフォーマー」全作品の中で最高の評価を得ている作品です。
バンブルビーといえば黄色いカマロ、というイメージかもしれません。
今回トランスフォームするのは黄色いフォルクスワーゲン・ビートル。
なぜ? と思われる人もいるかもしれませんが、アニメ版の初期に中古車店で見つけた黄色いビートルをスキャンしてトランスフォームしていることに繋がっています。
実は、トランスフォーマーのオールドファンからすると、ビートルなんです。
トランスフォーマーのデザインや効果音が初期アニメに近く、時代設定も含め懐かしさ満点。また、バンブルビーは元々は弟キャラ?みたいな愛くるしさがあり、本作では、そのかわいい感じも表現されています。
初期のアニメファンにおすすめの一作です。
3位:トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン
タイトル | トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン Transformers : Dark of the Moon |
公開日 | 2011年7月29日 |
製作総指揮 | スティーブン・スピルバーグ マイケル・ベイ ブライアン・ゴールドナー マーク・ヴァーラディアン |
監督 | マイケル・ベイ |
キャスト・吹き替え | サム・ウィットキー シャイア・ラブーフ / 小松史法 オプティマス・プライム ピーター・カレン / 玄田哲章 バンブルビー マーク・ライアン / 加藤亮夫 メガトロン ヒューゴ・ウィーヴィング / 中村浩太郎 センチネル・プライム レナード・ニモイ / 勝部演之 |
主題歌 | リンキンパーク「イリディセント」 |
上映時間 | 154分 |
興行収入 | 42億5000万円 |
シリーズ初の3D作品となった本作。当初、監督のマイケル・ベイは3Dでの製作をしない方針でした。
しかし、本シリーズのファンを公言しているジェームズ・キャメロン監督(アバター、タイタニック、エイリアン2など)が3Dでの撮影を強く勧めたことにより、実現。
結果、日本での興行成績は前作を下回ってはいますが、3D体験者(鑑賞者)は200万人を超え、3Dでの鑑賞率は91%で映画『アバター』を超えています。
第84回アカデミー賞では視覚効果賞、音響編集賞、録音賞にノミネートされました。
なお、本作はアメリカの映画評論家マット・ゾーラー・サイツにより米文芸サイトSalon.comで発表された「映画史上最も騒々しい映画10本」にて1位に選ばれています。褒めているのかはわかりません。
また、2位にもマイケル・ベイ監督による『アルマゲドン』がランクインしているので、騒々しい映画を撮ることに定評がある監督と言えるかもしれませんね(笑)
おすすめトランスフォーマー映画の時系列

『バンブルビー』が時系列の上では一番古く、最新作の『トランスフォーマー/ ビースト覚醒』が続きます。
その後は公開された順番に追っていけばトランスフォーマーの世界に入り込めること間違いなし。
ちなみに『バンブルビー』は、元々はスピンオフとして作られていますので単品でも楽しめますが、物語を深く楽しみたい方には、先にご覧になることをお勧めします!
以後の『トランスフォーマー』シリーズも、物語はそれぞれ完結していますので、単品で楽しんだり、壮大な展開を楽しむこともできます。
時系列で見る順番
18歳の誕生日に海沿いの小さな町の廃品置き場で、廃車寸前の黄色い車を見つけたチャーリー。その車で自宅へ帰ると突如、人型に変形。その正体は地球外生命体だった。お互いに危害を加えないことを理解した2人は距離を縮めていくが、予測不能の事態に巻き込まれていく。
1994年のニューヨークが舞台。惑星を飲み込み、消滅させる力を持つユニクロンが地球を標的に定め行動を開始。曾有の危機に立ち向かうべく、オプティマス・プライム率いるトランスフォーマーと共に、マチュピチュに潜んでいたビースト型戦士たちが立ち上がる。
未知の惑星から、あらゆる機械に変形できる金属生命体が地球に侵入。ジェット機や車、デジカメ、携帯電話などに姿を変え潜伏した彼らは、やがてロボット状の体型にトランスフォーム(変身)し、人類への攻撃を開始する。
オートボットとの戦いに敗れた悪の一派、ディセプティコンが復活し、逆襲を開始する。複数の建設車両が合体するデヴァステーターら、より凶悪な仲間を率いて侵略してきた彼らに、大学生になったサムとバンブルビーらが立ち向かう。
度重なるディセプティコンによる地球侵略の危機に立ち向かってきたサムとオートボットのトランスフォーマーたち。しかし、社会人となったサムの前に再び世界を闇で包み込むような脅威が訪れる。それは1969年のアポロ11号による月面着陸という歴史的偉業の裏で起き、以降40年近く政府が隠し続けてきた出来事と大きく関係していた。
人類存続をかけたディセプティコンとの戦いから3年。政府はトランスフォーマーたちを取り締まるようになり、彼らは車の姿で隠れていた。ひとり娘テッサと暮らす発明家のケイドはある日、手に入れたトラックがオプティマスプライムだと知る。そんな彼らの前に政府の秘密機関KSIが現れるが、オプティマスがトランスフォームし、危機を救う。
人類とトランスフォーマーの戦いで、オプティマス・プライムは消息を絶った。再び訪れる地球の危機を救うため、発明家のケイド、オプティマス無き後にオートボットのリーダーとなったバンブルビー、英国貴族の謎めいた老人、オクスフォード大学の女教授によるチームが結成される。そして彼らはトランスフォーマーの秘密を探ろうとする。
最新「トランスフォーマー/ビースト覚醒」概要
タイトル | トランスフォーマー / ビースト覚醒 Transformers : Age of Extinction |
公開日 | 2023年8月4日 |
監督 | スティーブン・ケイブル・Jr |
キャスト・吹き替え | ノア・ディアス アンソニー・ラモス / 中島健人 エレーナ・ウォレス ドミニク・フィッシュバック / 仲里依紗 オプティマス・プライム ピーター・カレン / 玄田哲章 ミラージュ ピート・デヴィッドソン / 藤森慎吾 オプティマス・プライマル ロン・パールマン / 子安武人 |
主題歌 | Sexy Zone「Try This One More Time」(日本語吹替版) |
上映時間 | 127分 |
世界的大ヒットを記録してきたSFアクション超大作『トランスフォーマー』のシリーズ通算7作目。
本作はアニメ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』の物語の影響を受けており、動物の姿をしたビースト戦士(マクシマルズ)が初登場、新たな物語が幕を開けます。
舞台は、オプティマスプライム率いるトランスフォーマー達が地球にやってきて間もない1994年。あらゆる星を食べ尽くす規格外サイズの最悪の敵「ユニクロン」が地球を標的にします。
アニメを含むトランスフォーマーシリーズに登場する「ユニクロン」。惑星から変形する、もっとも巨大なトランスフォーマーとして描かれています。宇宙が誕生したころから存在し、天体を食料とするという設定です。
その存在はトランスフォーマーの世界において、作品や時代を超えて幾度となく最大の脅威として描かれているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
トランスフォーマー史上最凶の敵が登場する『トランスフォーマー / ビースト覚醒』。
果たして、オプティマスたちはどのように立ち向かうのでしょうか!2023年8月4日公開です!
まとめ

1980年代から人気の衰えない『トランスフォーマー』シリーズ。
ちなみに筆者は初期のアニメを小学生の頃観ていました。
初めて買ってもらったおもちゃとして憶えているのが「ビルドロン / グレン」。2作目『トランスフォーマー / リベンジ』に「ハイタワー」という名前で登場しています。全然違うデザインで、パッと見わかりません。
子供の頃に遊んだおもちゃが最新技術でスクリーンに蘇るのも楽しみの一つかもしれませんね。
驚異的な映像技術により、今もなお、新規のファンを獲得し続けるトランスフォーマー。来年には40周年を迎えます。親子で楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?
最新作も壮大な物語になりそうで楽しみです!
是非、これまでの作品を復習して、劇場へ足を運んでみては如何でしょうか。
- トランスフォーマーシリーズは、時系列はあるけれど単品でも楽しむことができる
- 最新作は最凶の敵が登場
- 子供の頃に遊んだおもちゃが最新技術で出てくるのは胸熱