キングダム映画はどれから観る？実写シリーズ全4作品の概要紹介

2024年7月12日公開の映画「キングダム 大将軍の帰還」。

映画「キングダム」は2018年のコミックス第50巻達成を記念して実写映画化をされました。

邦画実写作品における公開年の興行収入1位を記録。その後、続編が制作され、「大将軍の帰還」は4作目になり、最終章となります。

主演は山崎賢人さん。連載10周年記念動画で信役を演じたのをきっかけに、映画シリーズでも演じています。

今回はシリーズ最新作を含めた観る順番を確認しながら、過去作を振り返ります。

キングダム映画は公開日順でOK

上記の通り、映画もストーリー順に進んでおり公開日順に閲覧しないと話が飛んでしまいます。

基本的には公開の順番で観るのが、キングダムを一番楽しめます。

最新作を見る前に一気見して復習必須です。

キングダム配信状況

キングダムは配信サイトによって取り扱いが異なり、3作目の「キングダム 運命の炎」はレンタルとしているところが多いです。

そのほかBlu-rayなどは通販サイトで販売しています。コスパを考えるとAmazon、DMM TVを利用するのがいいでしょう。

原作者も面白いと胸を張る作品

紀元前3世紀の中国の戦国時代を舞台にし、そのスケールの大きさから国内では実写化は難しいとみられていた「キングダム」。

中国での大規模ロケも敢行し、プロデューサーの松橋さんいわく、総製作費は「今世紀の日本映画としては一番お金がかかっている。2ケタ億円」だそうです。

原作者の原さんは「どこまでを映画化するのかと思っていたけど、『原作の5巻までで十分面白い。続きは（映画を）ヒットさせて作りましょう』と言われ、そこは英断と思った」と納得し、脚本を引き受けました。

実写化の成功例として評価が高い

「ラッシュを見て、5回ほど（感動で）泣かされた。『原作が好きすぎて、映画は見ない』という人は多いでしょうが、絶対に見たほうがいい」と太鼓判を押します。

松橋さんも「続編やりたいですけど、すごいお金使っちゃったので（今作は）生半可なヒットじゃダメ」と語っていました。

実写化の失敗は多々ありますが、「キングダム」に関しては高評価が多いようです。

理由として挙げられるのが、原さんが積極的に関わって、面白いと思える作品に仕上げたこと。ギリギリまで練り直すなど、原作と多少変わってでも、これは面白いと思えるまで完成度をあげたそうです。

逆に違いを楽しんでもらい、書き下ろしたセリフなどで、十分キングダムらしさを感じられるようになっているとのこと。

原作者が胸を張って面白いと言える作品になったことが、4作まで続くヒットシリーズになったと言えます。

キングダム映画4作品は原作の何話まで？

『キングダム』は原泰久さんによる古代中国の春秋戦国時代末期における、戦国七雄の争乱を背景とした作品です。「週刊ヤングジャンプ」にて2006年9号より連載を開始しました。

現在までに単行本が72巻まで刊行し、60巻発売時にはシリーズ初の初版発行部数100万部に到達。2024年6月までに累計発行部数は1億部突破を記録しています。2018年4月の第50巻達成を記念して実写映画化が発表され、人気を博しています。

映画は原作を元にしており、1作目と2作目は原作と同じように続いていますが、3作目は紫夏編など多少ポイントを絞って描かれています。

キングダム　　

第1話〜第46話

紀元前245年、中国春秋戦国時代。孤児で奴隷の身分のあった少年信と漂は、天下の大将軍になることを夢見て日々稽古に打ち込んでいた。そんなある日、剣術の稽古をする二人の前に秦国王に使える大臣・昌分君が現れる。

そして、どういう訳か漂を王宮へ仕えさせたいと言う。将軍へなることへの近道になるかもしれないと、喜んで送り出す信と、送り出される漂であった。しかし、ある晩、漂は瀕死の状態で信の元へ戻ってくる……。

そして、命からがら信に地図を渡し、力尽きるのであった。信は漂から受け取った地図を頼りに目的の場所まで走っていく。すると、そこには死んだはずの漂が佇んでいた……。

キングダム　遙かなる大地へ

第47話〜第73話

隣国「魏」が国境を越え侵攻を開始した。秦国は国王・嬴政の号令の下、魏討伐のため決戦の地・蛇甘平原に軍を起こす。歩兵として戦に向かうことになった信は、その道中、同郷の尾平と尾到と再会。

戦績もない信は、尾兄弟に加え、残り者の頼りない伍長・澤圭と、子どものような風貌に哀しい目をした羌瘣と名乗る人物と最弱の伍（五人組）を組むことになってしまう。魏の総大将は、かつての秦の六大将軍に並ぶと噂される軍略に優れた戦の天才・呉慶将軍。

かたや秦の総大将は戦と酒に明け暮れる猪突猛進の豪将・麃公将軍。信たちが戦場に着く頃には、有利とされる丘を魏軍に占拠され、すでに半数以上の歩兵が戦死している隊もあるなど戦況は最悪。完全に後れを取った秦軍だったが、信が配属された隊を指揮する縛虎申は、無謀ともいえる突撃命令を下す……。

キングダム　運命の炎　

紫夏編　第75話〜第82話

馬陽の戦い　第108話〜第138話

3作目の「キングダム 運命の炎」は原作の13巻までの「馬陽の戦い」が取り扱われます。

キングダム全体としてもかなりの盛り上がりを見せる重要な場面で、王騎（おうき） VS 龐煖（ほうけん）に向かうところで終了します。

丘の上にいきなり総大将である龐煖が現れるシーンで、原作では13巻の後半部分、138話「夜襲」となります。

キングダム 大将軍の帰還

馬陽の戦い　第138話〜第173話

「龐煖 対 王騎」の一騎打ちが最大の見どころでもある「馬陽の戦い」後半戦。原作では13巻〜16巻の最後までとなります。

原作からのネタバレ注意です。

戦がひと段落した夜のこと、突如「龐煖」が単独で飛信隊に夜襲を仕掛ける。武を極めた武神龐煖の圧倒的強さに信も羌瘣も敵わず敗走。

その後の万極（山田裕貴）追撃により飛信隊は悲劇に見舞われる…

キングダムの映画は今作が「最終章」となり、タイトル「大将軍の帰還」にもある通り、「龐煖 対 王騎」の一騎打ちが終わり帰還するところまでが描かれるでしょう。

━┫ ～信と王騎が帰還する！～ ┣━#キングダム全国完成披露舞台挨拶ツアー
in 大阪⚔

キャンペーン2日目は#山﨑賢人 さん #大沢たかお さん
TOHOシネマズ梅田に登壇👏

大阪では、摎役を演じた #新木優子 さんが
サプライズで登場✨
初共演となった大沢さんとのエピソードを披露し、… pic.twitter.com/hACExUCqTu

— 映画『キングダム 大将軍の帰還』公式アカウント (@kingdomthemovie) June 25, 2024

摎（きょう）役は新木優子さんが演じています。王騎（大沢たかお）の妻となるはずだった摎を手にかけた龐煖との9年ぶりの因縁の一騎討ちを盛り上げるキーパーソンとなるでしょう。

原作では龐煖に敗れた王騎将軍を信が助け、将軍の馬で命からがら自軍まで敗走。

そこで副官でもある騰（要潤）に軍を任せ、信に自分の矛を託し、王騎は騎乗したまま息を引き取ります。

ラストシーンはハンカチ、ティッシュ必須です！

キングダムは最終章と銘打っていますが、映画ではカムバックがよくあります。

「馬陽の戦い」も盛り上がりが最高潮に達するところでもありますが、その後の映画のヒット次第では「合従軍編」も映画化されるのではないかと予想します。

「合従軍編」とは、信のいる秦国を滅ぼすために、李牧がまとめ上げた秦国以外の六国（楚・趙・魏・韓・燕・斉）が結集。秦の難攻不落といわれた国門である函谷関を防衛するというストーリーです。

ここでは多くのドラマが生まれ、国中の全員が全てをかけて自国を守る姿には涙が止まりません。

今後の続編も期待しつつ最新作「大将軍の帰還」を観ましょう！

映画キングダム閲覧にはAmazon、DMM TV

壮大なスケールと豪華キャストによる「キングダム」シリーズ第3弾、「キングダム 運命の炎」はDVDでも販売しています。