1975年に制作されたパニック映画の金字塔「ジョーズ」。
当時弱冠28歳だったスティーブン・スピルバーグが監督を務め、世界中で大ヒットを記録しました。
その大ヒットを受け、パニック映画は一つのジャンルとして確立。今日まで多くの作品が楽しまれています。
そんなパニック映画の元祖「ジョーズ」ですが、その知名度に便乗した「ジョーズ〇〇」と名乗る類似作やパチもんは数多に存在。
しかし、正式な続編は4作まで。今回は正統なジョーズシリーズの見る順番とそれぞれの見どころをご紹介します。
映画「ジョーズ」を見る順番
およそ半世紀近く前の大ヒット作映画「ジョーズ」。今でもその知名度が衰えないのは驚異的と言えます。
ただ、2作目以降もご覧になった方が多いかといえば、そうでもないかもしれません。
それでも、DVDが普及する以前は、お正月の視聴率が見込める時期にテレビ放映されるなどキラーコンテンツとして取り扱われることが多いシリーズでした。
今でもBSやCS放送で一挙放送されることもあり、根強い人気があるのは間違なさそうです。
ジョーズ全作品
作品 | 公開日 | 監督 |
---|---|---|
ジョーズ | 1975年12月6日 | スティーブン・スピルバーグ |
ジョーズ2 | 1978年12月2日 | ヤノット・シュワルツ |
ジョーズ3 | 1984年3月31日 | ジョー・アルベス |
ジョーズ4 (旧題 ジョーズ’87 復讐篇) | 1987年8月8日 | ジョセフ・サージェント |
スティーブン・スピルバーグの代表作の一つである映画「ジョーズ」。
シリーズでスピルバーグが関わっているのは1作目のみで、2作目以降は他の監督が務めています。
ただ、超有名作だけに、大役を務めた監督たちには失礼ですが、正直1作目のクオリティを期待するのは酷。
2作目以降は評価も興行収入も下降しますが、それでもある程度のヒットを記録し、繰り返しテレビで放映されるのは根強いファンがいるからかもしれません。
ツッコミ要素満載でも、時代に合ったスタイルで制作されたり、大物俳優が出演しているなど見所もあり憎めないシリーズです。
ジョーズを見る順番は公開日順でOK
1975年に第1作が公開され、その後3作が制作されました。
物語の中心にいるのはアミティ島の署長を務めているマーティン・ブロディとその家族たち。
『1』『2』はブロディが主人公、『3』は長男のマイク、『4』は妻のエレンが主人公として活躍します。
基本的に観る順番は1→4の順番でOK。
ブロディの子供たちもシリーズを重ねるごとに成長しています(役者は違います)。『3』だけ名前とセリフでブロディ一家を感じる程度ですので単体でも観ても問題なし。
『4』は懐かしの脇役や演出が登場しますので、『1』『2』をご覧になってからの鑑賞をお勧めします。
ジョーズ全作品を見る順番通りに解説
ジョーズの1〜4の映画の「あらすじ」と「見どころ」など特徴を紹介していきます。
単品で見ても十分楽しめますが、作品によって監督やクオリティが違います。まずは代表作である「ジョーズ」から見ていきましょう。
1番目:ジョーズ
ジョーズ
1975年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督によるアメリカの映画。
世界中でヒットを生み出し、サメ映画を確立した話題作。映画の歴史に刻まれる影響力の高い作品。
50年近く経っている映画ですが、サメ映画の原点として根強いファンが多いのも特徴です。
原題 | JAWS / ジョーズ |
製作 | アメリカ |
公開日 | アメリカ 1975年6月20日 日本 1975年12月6日 |
上映時間 | 124分 |
ジャンル | パニック |
監督 | スティーブン・スピルバーグ |
原作 | ピーター・ベンチリー 「JAWS」 |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | ビル・バトラー |
編集 | ヴァーナ・フィールズ |
キャスト | ロイ・シャイダー ロバート・ショウ リチャード・ドレイファス ロレイン・ゲリー マーレイ・ハミルトン |
受賞歴 | 第48回アカデミー賞作曲賞、録音賞、編集賞 |
あらすじ
アメリカ東海岸に位置する穏やかな避暑地アミティ島。
海水浴シーズンを控えたある夏の日、平和な海水浴場に女性の死体が打ち上がったのです。
警察署長ブロディは死因を「サメの襲撃」と断定しますが、観光地としての利益を優先したい島の有力者たちの反対で対応は遅れ、犠牲者が相次ぐことに…。
やがてブロディは海洋学者フーパー、漁師クイントと共に鮫退治に乗り出す決意をするのでした。
ジョーズの見どころ
スピルバーグの出世作として有名な本作。
スタジオのプールではなく、実際の海で機械仕掛けのサメを使って撮影するという、前代未聞の野心的な取り組みをした作品です。
撮影は困難を極めますが試行錯誤の工夫が随所に見られ、そのためジョーズをフェイバリット・ムービーに挙げる映画監督は少なくありません。
サスペンスとして、ホラーとして、また人間ドラマとしても一級品の面白さを誇る、映画史に名を残す名作です。
詳しくはこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください → 映画「ジョーズ」作品概要と撮影時の事故などの裏側
2番目:ジョーズ2
ジョーズ2
恐怖はまだ終わっていなかった…映画史上最高のサスペンス・シリーズ大2弾!
アミティを襲ったジョーズの恐怖から4年、安心しきっていた観光客たちが次々と行方不明になっていく。
真実を知っているのは、ただ1人の男だけだった。
原題 | JAWS 2 / ジョーズ2 |
製作 | アメリカ |
公開日 | アメリカ 1978年6月16日 日本 1978年12月2日 |
上映時間 | 116分 |
ジャンル | パニック |
監督 | ヤノット・シュワルツ |
原案 | ピーター・ベンチリー |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
キャスト | ロイ・シャイダー ロレイン・ゲリー マーレイ・ハミルトン ジョセフ・マスコロ ジェフリー・クレイマー |
前作の大ヒットを受け、制作された「ジョーズ2」。
ユニバーサルは当然のことながらスピルバーグに続投のオファーは出すものの、辞退されます。
恐怖映画で実績のあった映画監督のジョン・D・ハンコックが起用されるものの、上層部と対立し途中で解雇。
新たに監督を務めたのがヤノット・シュワルツでした。
シュワルツは、刑事コジャック、CSI:マイアミ、刑事コロンボなど、日本国内ではテレビドラマの仕事の方が有名なフランス出身の監督です。
1978年当時、続編としては最高の興行収入を記録。20年以上にわたって全米興行収入の上位25位に残っていました。
あらすじ
巨大な人食いザメが人間を襲った事件から3年。アミティの町は海水浴客の賑わいを取り戻していました。
ところが、再び海での行方不明事件が続発。警察署長のブロディはかつての悲劇を思い返して不安に駆られます。
ブロディは行方不明のダイバーが撮影した海中写真を発見。サメが再びアミティに現れたことを確信し、市長らに進言しますが信じてもらえません。
そんななか、子供達がヨットで沖に出たことを知り、ブロディは再びサメと対峙する決意をするのでした…。
ジョーズ2の見どころ
今作では、学者や漁師といったブロディを助ける存在はいません。
そのため、ブロディは孤軍奮闘。サメの恐怖と対峙しながら、なんとかアミティを救おうとする姿に胸が熱くなります。
また、登場人物にティーンエイジャーが多く、多少青春ものの様相を呈しており、男の戦いだった前作とは趣が変わって割とライトな感覚で鑑賞できるかと思います。
主役と言えるサメは凶暴さを増し、大暴れ。若者たちが次々と餌食になり、観ていて少し辛いです。
前作に引き続きサメの視点では、ジェットスキーを追いかけるシーンや背鰭後方からのアングルなど、面白い工夫が多々見られます。
USJでのジョーズのアトラクションのモチーフとなっている焦げたサメも見どころの一つです。
ソフト版にはカット場面が多数存在。特に市議会での採決シーンはブロディの孤立を深めることになり、個人的にカットは残念です。また、ヘリコプターのパイロットが襲われるシーンも残虐すぎるということでカット。
昔のテレビ放映では普通に流れてましたけど、時代が変わったんでしょうね。いずれもブルーレイの特典映像に収録されています。
舞台が同じということもあり前作の雰囲気を感じるものの、青春要素がテンポの悪さを助長し、いくらか勿体ない作品という印象です。
ただ、前作の大ヒットの後という見る目が厳しい中では奮闘したほうかもしれません。
また、前作同様、根強い人気があり、サイト「THE DAILY JAWS」では保安官のヘンドリックス役を務めたジェフリー・クライマーをはじめとする「ジョーズ2」のキャストのビデオメッセージを販売中。(2024年8月現在)
キャストも元気で、まだまだジョーズが忘れられることはなさそうです。
3番目:ジョーズ3
ジョーズ3
映画史上、最も有名なサメが戻ってきた…。
ユニバーサル映画を代表する海洋パニック・シリーズ第3弾!
劇場公開時、偏光フィルター方式による3D(立体)映画として公開され、話題となった“ジョーズ3D”が最新技術の3D映画として甦る!
原題 | JAWS 3-D / ジョーズ 3 |
製作 | アメリカ |
公開日 | アメリカ 1983年7月22日 日本 1984年3月31日 |
上映時間 | 98分 |
ジャンル | パニック |
監督 | ジョー・アルベス |
音楽 | アラン・パーカー |
キャスト | デニス・クエイド ベス・アームストロング ルイス・ゴセット・ジュニア サイモン・マッコーキンデール |
本作を監督したのはジョー・アルベス。前2作でサメのデザインを担当していました。
そのため、サメの描写にはこだわりがあるようで、今作でもサメが咀嚼する口の中のアングルをはじめ、シリーズで唯一、人を食べる咀嚼音が聞けたり、妙なリアリティを感じる作品です。
実は『2』の時点でアルベスは監督候補に挙がっていたのですが、あくまで本来はデザイナー。
多くのファンを魅了するサメを作り上げてきましたが、作品の出来を見ると監督としての才能はあまりなかったと言わざるを得ません。
それでも、3Dに挑戦をしたり、新たなアングルでサメの恐ろしさを表現するなど、挑戦的な一作であることには間違いないでしょう。
あらすじ
フロリダにある「シーワールド」。
アミティ島を恐怖から救ったブロディの息子・マイクはチーフ・エンジニアとして働いていました。
シーワールド肝入りの新施設、観客が自由に海底を見て回れるガラス張りの海底トンネルを使った“海底王国”のオープンを間近に控えたある日、スタッフの行方不明事件が発生します。
その後、マイクは行方不明になったスタッフを襲ったと思われるホオジロサメを捕獲。
しかし、遺体の傷口に比べて鮫の歯が小さ過ぎる事から、そのサメの親サメの仕業だと判明します。
血に飢え、子の復讐に燃える巨大なメスのホオジロザメがシーワールドを恐怖に陥れる…!
ジョーズ3の見どころ
本作が公開された当時は3Dブーム。
とはいえ、昨今の全体的に立体感のある3Dではなく、時々何かか飛び出してくる系です。そのため、サメに喰われた魚の頭だとか、襲われた人の腕だとか、わりと悪趣味。
このころはスプラッタームービーが流行っており、意識していたのかもしれません。
※スプラッタームービー=殺害シーンにおける生々しい描写に特徴のある、映画の様式のひとつ。いわゆるホラー映画に含まれる
ちなみに日本における同時上映は『13日の金曜日PART3D』でした。
暗闇から巨大なサメがうっすらとシルエットを見せながら近づいてくるシーンは、サメの造形にこだわったアルベス監督の真骨頂。
中盤のサメ襲撃からはテンポが良くなり、シーワールドの客たちの救出劇も併せ、パニック映画らしさが出てきます。
しかし、肝心の3Dがうまく生かされていないという評価が多数を占め、せめて物語が面白ければという希望も観ているうちに打ち砕かれてしまう、時間を無駄にしたと思われる可能性の高い作品ではあります
そのほか、見どころをお伝えするならば、後に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でブレイクするリー・トンプソンが脇役で出ているとか、メグ・ライアンの元夫のイメージが強いデニス・クエイドが主人公とか…。
あとはやっぱり咀嚼音ですかねぇ。
お時間あればどうぞ!という感じです。
4番目:ジョーズ4
ジョーズ4
次男を人喰いザメに殺されたブロディ署長の妻と、一家に仲間を殺された人喰いザメが互いに壮絶な復讐戦を繰り広げるシリーズ第4作。
名優マイケル・ケインが海上セスナ機のパイロット役で出演し、死闘を盛り上げる。
原題 | JAWS The Revenge / ジョーズ ’87 復讐篇 / ジョーズ4 |
製作 | アメリカ |
公開日 | アメリカ 1987年7月17日 日本 1987年8月8日 |
上映時間 | 91分 |
ジャンル | パニック |
監督 | ジョセフ・サージェント |
音楽 | マイケル・スモール |
キャスト | ロレイン・ゲリー マイケル・ケイン ランス・ゲスト マリオ・ヴェン・ピーブルズ カレン・ヤング |
4作目のメガホンを取ったのは佳作「サブウェイ・パニック」が代表作のジョセフ・サージェント。
キレのいい描写に定評がありましたが、1986年秋にオファーを受けた当時は脚本すら用意されておらず暗中模索の上、1年以内に映画を完成させなくてはならなかったようです。
当時のユニバーサルは大作が連続して興行的に失敗しており、少なくとも1987年の夏にはブロックバスターとなりうる大作を用意する必要があったと推測され、ジョーズの新作に白羽の矢が立ったのではと言われています。
公開が近づくと、本作の脚本を読んだというスピルバーグのコメントが当時の広告に掲載されました。
「海に向かってマシンガンを撃つような気分だった」
一部では、それほど興奮して面白かったんだと解釈されていたようですが(宣伝なので良い解釈で伝えたかったのでしょう)、本作鑑賞後では、つまんねぇもん読ませやがってと怒り狂ったんだろうなと容易に想像できます。
キレのある鮮やかな演出が出来る監督に、イギリスの名優マイケル・ケインが出演するなど、上手くすれば傑作になり得たかもしれない本作。
序盤、クリスマスの聖歌をバックにサメに襲われるシーンは、良く言えばまるでゴッドファーザーの襲撃シーンのようでもあり、悲しみが深くなる演出でした。
このようにキラリと光るシーンもあったものの、しかし、あまりにも短すぎた制作期間(1作目の155日に対し、本作は54日。撮影終了後の編集作業から公開まではわずか1ヶ月)や滅茶苦茶な脚本で、その年の最低映画に贈られるラジー賞では7部門ノミネート。
一方で本作撮影のために59回アカデミー賞にて助演男優賞を獲得したマイケル・ケインは授賞式に出席できず、映画本編以外で話題になることが多かった作品です。
あらすじ
穏やかな島、アミティ。
かつて人喰いザメと闘ったブロディ署長はすでに亡くなっており、次男のショーンが街の保安官を務めていました。
そんなある日、ショーンが海洋パトロール中に巨大なホオジロザメに襲われ、命を落としてしまいます。
取り乱す母エレンを見かねた長男マイケルは、自身が勤める研究所のあるバハマへ連れて行くことに。
しかしホオジロザメがバハマにも現れ、マイケルに襲いかかります。家族が狙われていると感じたエレンは、サメに復讐を決意するのでした…。
ジョーズ4の見どころ
バハマの海が綺麗でした。以上です。
としたいくらい、滅茶苦茶な映画です。
まず、何の縁も無いだろうサメがブロディ一家のみを襲いに来ます。
ブロディの妻、エレンがそのことに気づき、一家を皆殺しにしようと企むサメに復讐をするというなんとも突拍子のないストーリー。
マイケル・ブロディと確執があった魔術師がサメを呪術で操ってブロディ一家を襲う…という裏設定があったらしいですが、映画ではそんなことは一切語られません。
そのため、単にエレンが毎度毎度サメの襲撃をピピッと感じるというスピリチュアルな設定になってしまいました。
ただ、監督も「神秘的な設定」「魔法」というワードを口にしており、脚本段階から怪しさ満点だったようです。
また、エンディングがオリジナル版とインターナショナル版の2通りが存在。
元々はアメリカで公開されたオリジナル版のエンディングの評判が芳しくなく、社長の一声で急遽新たなエンディングを制作し差し替えたそうです。(日本公開はオリジナル版)
しかし、この差し替え版はよっぽど時間がなく、またスタッフもやる気がなかったのでしょう、かなりチープで驚きます。
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不朽の名作に泥を塗るかのような、駄作揃いのジョーズの続編。
観るだけ時間がもったいないです!こんなの観ない方がいいっすよ!…すいません。
タイパ重視の現代において、酷い映画をお勧めしたらクレームになりそうなので、保身のために渋々言ってみました。
実は筆者はシリーズ全部好きです。
『2』のラストでブロディがにっこり微笑むところは泣けてくるし、『3』の薄暗いところからのサメ登場は痺れるし、『’87』(4とは意地でも言わない)はサメの眼が可愛い。
なにより、全作品ともリアルサイズのサメを作って動かそうと奮闘しているのが良い!ダメな作品でも愛でればきっと良いところが見つかります!
ぜひ、ジョーズに限らずダメなところに目が行きがちな作品でも、良いところを見つけてあげてください!
逆に、なんでこうなってしまったのだろうと深掘りできることも多々あって面白いです。きっと映画鑑賞の幅が広がりますよ!
最後は子育て論みたいになってしまいましたが、ぜひ新たな鑑賞方法の入り口として「ジョーズ」シリーズをお楽しみください。
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