映画「告白」最後のセリフ【・・・な〜んてね】の意味を紐解く

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松たか子主演のミステリー映画「告白」。

終始目が離せない展開の本作ですが、とくに最後の「な〜んてね」というセリフは印象的でありつつも、どういう意味だったのかと思った方も多いのではないでしょうか?

こちらの記事では「告白」のあらすじや最後のセリフの意味をみていきたいと思います。

映画「告白」作品概要

告白

 (3.5)

「湊かなえ」ミステリー小説を実写化。話の舞台は中学校ですが、描かれるのは娘を自分の生徒に殺された教師の復讐劇。いじめ、少年犯罪、家庭内問題と過激な内容でありながらも、原作の人気と相まってヒット作品となった。

公開日2010年6月5日
原作湊かなえ著「告白」
監督中島哲也
キャスト松たか子
木村佳乃
岡田将生
西井幸人
藤原薫
橋本愛など

イヤミスの女王、湊かなえの代表作「告白」。2011年お第34回日本アカデミー賞で最優秀作品賞など4部門に選ばれる。

原作の小説は2009年に本屋大賞、週刊文春08年ミステリーベスト10の1位となっています。ミステリーファンの方なら必ず一度は聞いた事があるぐらい有名な作品ですが、これがデビュー作というのだから驚きです。

監督は「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」で知られる中島哲也監督。

賛否が分かれる作品ではあるものの、実写化された映画ではまた小説と違った衝撃を味わうことができます。

あらすじ

物語は女性教師森口のクラスの終業式から始まります。

森口はクラス全員に、今日で教師を辞めること、自分の娘である愛美を殺したのはこのクラスの犯人AとBであること、さらにその2人の牛乳にHIV感染者の血を混ぜたことを唐突に告げるのです。名前は伏せられていたものの、生徒たちには犯人A、Bが誰なのかすぐにわかりました。

修哉(犯人A)の両親は離婚していて、科学者である母親はキャリアを続けるため修哉を置いて家を出ています。修哉は離れてからもずっと母親に自分を見てほしいと思っており、「残虐な事件を起こして新聞に載れば母親の目に止まるのではないか」と考え、直樹(犯人B)に森口の娘を殺そうという計画を持ちかけます。

一度は事故として片付けられてしまった愛美の死について森口は自ら調査し、2人が犯人であることを突き止めますが、法で裁くということはしませんでした。犯人であることをクラスメイトに気付かせたのも、その方が2人への復讐になると考えてのことだったのです。ここから森口の2人への復讐が始まります。

映画「告白」の見どころ

親子

告白の見どころは以下となっています。

  • 松たか子の演技力
  • 救いのないストーリー
  • 視聴者によって解釈の異なる結末

松たか子の演技力

作品内ではまるですべてを他人事のように淡々と語る姿に恐怖を覚えた人も多いはず。感情を感じさせない立ち振る舞いが逆に不気味さを感じさせます。

イヤミスならではの何の救いもないストーリー展開

復讐劇というと最終的に復讐する側が思い直したり、犯人が自ら罪を償うといった話になるかと思いきや、告白はそういった要素はなく、何の救いもないダークなストーリーです。しかしよくある展開とは違っているからこそ意外な方向に進む話に釘付けになり、また、考えさせられる点もあるのではないでしょうか。

人によって解釈が異なる結末

森口は修哉が学校に仕掛けた爆弾を修哉の母親の研究室に仕掛け、修哉に爆破スイッチを押させるという復讐をします。実際に爆弾が爆発したのかどうか映画の中では描写されておらず、見た人がそれぞれ解釈できるような結末になっている点もポイントです。

映画「告白」最後のセリフ「な〜んてね」の意味とは

見どころでも紹介した結末ですが、視聴者の捉え方によって意味が違うものになるラストシーンとなっています。

最後のセリフと解釈の仕方を解説していきます。

「な〜んてね」の意味とは

森口のこのセリフは原作にはない映画オリジナルのセリフです。 

このセリフの前に森口は修哉に向かって「ここからあなたの更生の第一歩が始まるのです」と伝え、その後笑顔で「な〜んてね」と言い放ちます。

つまりこの「な〜んてね」はその前のセリフにかかっており、『あなたがこのことを反省して真っ当な人生を歩んでほしい』という意味で言ったかと思われた「ここからあなたの更生の第一歩が始まるのです」を打ち消す意味だったのではないかと考えられます。

この打ち消しがあったことで森口の憎悪の感情がより引き立っており、印象に残るラストシーンとなっていました。

本当に爆弾は爆発したのか?

森口は大切な愛美を殺され、修哉がどうなってもいいと思うほど憎んでいました。それは作品で森口が修哉にとったあらゆる行動からわかります。しかし、最後に実際に爆弾が爆発したシーンは描かれておらず、以下2つの解釈が可能です。

1つ目は、「爆弾は爆発した」という解釈

修哉は自分のこと以上に母親を大切に想っているので、修哉が作った爆弾を母親の研究室に仕掛け、その爆弾を修哉が自分の手で爆発するよう仕向けた。大切なものを失う気持ちを味わわせることで復讐を遂げた、つまり爆弾は本当に爆発したと解釈することができます。

2つ目は、「爆弾は爆発しなかった」という解釈

修哉の母親は妊娠中で、爆弾が爆発した場合は母親だけでなくお腹の子どもも死んでしまいます。子どもを失い絶望した森口が子どもを殺すことができたのか、また、修哉と同じレベルの人間に成り下がるという選択肢を選んだのかという点から、実際は爆弾は爆発しなかったと考えることもできます。また、そもそも中学生が作った爆弾に殺傷力があるのかという点にも疑問が残りますね。個人的にはこちらの説の方が濃厚ではないかと思いました。

告白はただの復讐映画ではない

まとめ

映画「告白」は人間関係や家庭環境、ストーリー展開から基本的にすべてがダークな物語となっていますが、よくよく見てみると主要登場人物たちの親子関係が大きなテーマとなっています。

そして、本当に自分の家族が誰かの手によっていなくなってしまったとき、人間はこうなるのではないかと考えさせられる、綺麗ごと抜きの復讐映画です。

松たか子の演技はもちろん、他豪華俳優たちの演技も必見です。まだこの映画を見たことがない方も、すでに見たけど最後のセリフの意味が気になっていた方もぜひ見てみてください。

告白の配信状況

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