キムタク歴代の月9人気ドラマランキングまとめ

キムタク月9 ドラマランキング

熱狂的なファンを持ち、同性からも憧れの的の木村拓哉さん。

孤高の存在であるように見えますが、キムタクの愛称でみんなから愛される、国民的アイドルであり俳優です。

今回は、「風間公親 教場0」で11作目の主演となった「月9」をキーワードに、木村拓哉さんの魅力を振り返ります

キムタク月9作品一覧

ドラマ名放送期間当時の年齢役名ヒロイン
ロングバケーション1996年4月15日
~6月24日
24歳瀬名秀俊山口智子
ラブ ジェネレーション1997年10月13日
~12月22日
25歳片桐哲平松たか子
HERO2001年1月8日
~3月19日
29歳久利生公平松たか子
空から降る一億の星2002年4月15日
~6月24日
30歳片瀬涼深津絵里
プライド2004年1月12日
~3月22日
32歳里中ハル竹内結子
エンジン2005年4月18日
~6月27日
33歳神崎次郎小雪
CHANGE2008年5月12日
~7月14日
36歳朝倉啓太深津絵里
月の恋人
~Moon Lovers ~
2010年5月10日
~7月5日
38歳葉月蓮介篠原涼子
PRICELESS
~あるわけねぇだろ、んなもん!~
2012年10月22日
~12月24日
40歳金田一二三男香里奈
HERO 第2シリーズ2014年7月14日
~9月22日
42歳久利生公平北川景子
風間公親 教場02023年4月10日
~6月19日
50歳風間公親新垣結衣

今春の「風間公親 教場0」で月9主演は11作目となりました。

主演回数ランキングとしては木村さんに続き、2位が中山美穂の7回、3位が織田裕二さん、竹野内豊さん、福山雅治さんほか(五十音順)の5回となっています。

90年代半ばから月9といえばキムタクと言えなくありません。

しかも2000年前後では他局でもヒット作があり、日本のドラマ史において、キムタクの名は絶対に外せません。

月9とは

フジテレビの月曜21時枠の連続ドラマのことを通称「月9」(げつく)と呼んでいます。同局にとっての看板ドラマ放送枠です。

バブル期から2002年ごろまでが黄金期とされ、トレンディドラマと称される作品や恋愛ドラマが放送されていた時期には、「月曜の夜は街からOLが消える」と言われていました。

現在では、恋愛に拘らず、多彩なジャンルで年4本のドラマが制作、放映されています。

同枠では、坂元裕二さん(東京ラブストーリー)や、野島伸司さん(101回目のプロポーズ、ひとつ屋根の下)ら多数のヒット脚本家が誕生、テレビドラマに大きな影響を与えました。

また主題歌の多くが大ヒットをし、ドラマと共に名曲たちも記憶に残っている視聴者も多いのではないでしょうか。

近年では多様な視聴環境のため、高視聴率番組は生まれにくくなりましたが、誰が主演するのかなど話題になることも多く、日本のテレビ界において、今もなお影響力のあるドラマ枠となっています。

木村拓哉の経歴

木村拓哉 

1972年11月13日生まれ、東京都出身。O型。

1987年にジャニーズ事務所に入所。

アイドルグループ・SMAPの元メンバー。シングル「Can’t Stop!!-LOVING-」でデビュー。

94年より5年連続で「ベストジーニスト賞」を受賞し、殿堂入りを果たす。

雑誌「an・an」では好きな男ランキングV15(1994年から2008年)を達成。

妻は、工藤静香。

主な出演作

テレビドラマ

『あすなろ白書』『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』『HERO』フジテレビ

『ビューティフルライフ』『Good Luck !!』『華麗なる一族』TBS

『アイムホーム』『BG ~身辺警護人~』 テレビ朝日

映画

『武士の一分』

『無限の住人』

『マスカレード・ホテル』

『THE LEGEND & BUTTERFLY』

バラエティ番組

『SMAPxSMAP』

『さんタク』

キムタク全盛期の凄さ

木村拓哉さんの全盛期は大体1996年頃~2001 年頃(アイドル人気と俳優人気の絶頂期)といわれています。

今でも年齢からは想像できないくらい、若々しく十分にイケメンですが、若い頃のかっこよさと、それに伴う人気は異常なレベルでした。

支持するのは女子だけでなく男子からも多く、ヘアスタイル、愛用している服やアクセサリー、ドラマで来ていた服や乗っていたバイクに至るまで、彼が関わったものはすべて大流行しました。

また、視聴率は誰よりも持っており、ビューティフルライフ(TBS)では41.3%を記録。国民の約半分がドラマを視聴していたという計算になります。

社会現象を巻き起こす

キムタク全盛期はまだインターネットが一般的ではなく、テレビの影響は絶大でした。数々の社会現象をまとめてみました。

90年代のキムタクの髪型といえばロン毛。その影響もあり、「ロン毛ブーム」が若者たちの間で巻き起こる

・「ロングバケーション」の影響でピアノを習う男性が増加。また、劇中で瀬名が好きと言ったグレン・グールドのピアノ演奏CDは1ヶ月で4000枚、オリジナル楽譜は1ヶ月で6万部を売り上げた。

・「ビューティフルライフ」の年には美容師志望率が例年より2割ほど上がり、「GOOD LUCK!!」の放送後にはANAなど航空業界への就職希望者が急増する現象が起きた。

・「ラブジェネレーション」の放送時には、ロレックス エクスプローラーやポータータンカーがブームに。

・「ビューティフルライフ」でキムタクが乗っていたヤマハ・TWの人気爆発、納車まで数カ月待ちとなる販売店が続出した。

・「HERO」でキムタク演じる久利生の代名詞ともいえるレザーダウンジャケットが大ヒットとなる。

・キムタクをモデルとしたJRAのポスターが大人気となり、盗みに備えて通常の10倍も印刷したのに貼った翌日には盗まれるという事態が続いた。

・「ちょ待てよ」(ラブジェネレーション)はよくモノマネされる。

【キムタク月9】必ず見ておきたい人気の3作品

数々のドラマに出演し、その都度話題となるキムタクこと木村拓哉さん。

振り返ってみたい方や、初めてキムタクの魅力に気づいた方向けに、みんなのランキングを参考に木村拓哉さん主演の月9ランキングをご紹介します。今からでも沼れること間違いなしです!

1位 HERO (第1シリーズ)

ドラマ「HERO」は、木村拓哉さん演じる型破りで正義感の強い検察官と、松たか子さん演じる一見生真面目だけど、どこかとぼけたところのある検察事務官の捜査活動を、同僚検事たちが巻き起こすドタバタエピソードを交えながら描かれました。

平均視聴率34.3%の超ヒットドラマです。

タイトルHERO
放送期間2001年1月8日〜3月19日
ジャンル法廷
脚本福田靖
大竹研
秦 建日子
田辺満
演出鈴木雅之
平野眞
加門幾生
澤田鎌作
キャスト木村拓哉
松たか子
大塚寧々
阿部寛
勝村政信
八嶋智人
正名僕蔵
田中要次
小日向文世
角野卓造
児玉清
主題歌宇多田ヒカル
「Can You Keep A Secret?」
回数11話
最高視聴率36.8%

あらすじ

検察庁を舞台に、型破りながら正義感の強い検事の活躍を描く。

東京地検城西支部の刑事部に、検事の久利生(木村拓哉)が異動してくることに。副検事を目指す事務官の雨宮(松たか子)は、優秀だとの評判を聞き、久利生の担当を買って出る。

だが事件に大小はないという久利生の態度が、同僚たちの反感を買うことに…。

解説

キムタクが出るドラマは視聴率30%超えが当たり前。

そんなプレッシャーに耐えかねて脚本家が第一話で降りてしまったという話があるくらい、当時の木村さんの人気は凄まじかったです。(現場で次々と脚本が書き換えられるのに耐えられなかった説もあり)

実際、11話全てが30%超えを達成するというのは後にも先にもなく、平成中期最大のヒットドラマです。

それまでのキムタク主演のドラマで最高視聴率が40%超えという驚異の記録は打ち立てていましたが、11話のエピソードを通じてと言うのはこの作品が始めてだそうです。

脇役もメインになれそうな実力派を揃え、共演の松たか子さんとの息もぴったり。

キムタクの魅力+ドラマの面白さで全話30%超えという快挙を成し得たのではないでしょうか。

木村さんが着用していたA BATHING APEのダウンジャケットが大ブレイク、プレミアが付くほどの人気アイテムとなりました。

この頃から、木村さんがドラマで着用する洋服は常に注目されるようになり、ヤフオクでは「キムタク着」で出品多数、高値で取引されるようになりました。

2位 ロングバケーション

ドラマ「ロングバケーション」、略称「ロンバケ」は主演の木村さんはSMAPの人気上昇とともに人気がうなぎ上りだった頃の作品です。

共演の山口智子さんも既に「ダブル・キッチン」「29歳のクリスマス」などのヒット作に出演し人気女優の仲間入りを果たしていたこともあり、人気者同士の共演は話題を呼びました。

タイトルロングバケーション
放送期間1996年4月15日〜6月24日
ジャンル恋愛
脚本北川悦吏子
演出永山耕三
鈴木雅之
臼井裕詞
キャスト木村拓哉
山口智子
竹野内豊
稲森いずみ
松たか子
りょう
豊原功補
森本レオ
主題歌久保田利伸 with Naomi Campbell
「LA・LA・LA LOVE SONG」
回数11話
最高視聴率36.7%

あらすじ

芸大を卒業したものの大学院への進学に失敗しピアノ教室のアルバイト教師を務めている瀬名(木村拓哉)。

ある日、彼の住むマンションに、結婚式の花嫁姿の年上女性(山口智子)が押しかけてくる。彼女の名は葉山南といい、瀬名のルームメイトだった男と、その日結婚式を挙げるはずだったのに逃げられたのだという。

そのまま男の帰りを待つため南は居座ることになり、ふたりの奇妙な同居生活がはじまる…。

解説

初回視聴率でいきなり30.6%を記録し、その後も高視聴率をキープ。「月曜日になると街からOLが消える」と言われていました。

舞台となった隅田川沿いのビルは観光スポットになり、主題歌である『LA・LA・LA LOVE SONG』はミリオンセラーを達成、ドラマの影響でピアノを始める男性が増えるなど「ロンバケ現象」なる社会現象を巻き起こしました。

今なお、名作と語り継がれるドラマです。

とにかくキムタクの魅力が溢れているドラマですが、設定は恋愛に奥手なダサい青年。

プロデューサーを務めた亀山千広さん曰く、なんとかダサい男に見せたくて、色々試したけど、木村さんがやると全部格好良くなってしまったそうです。そのため、木村さんと2人で「どんなことがダサいか会議」までしたそうです。

・「プリントTシャツを着ているのに、その上から白いシャツを着て、そのプリントが透けて見える」

・「テロテロのジャケットを着て、ジーパンを履き、紐の革靴を合わせる」

・「ショルダーバッグをたすき掛けにする」

キムタクがやると新しいファッションになってしまい、全部絵になっちゃったそうです。

しかも、ジーパンに合う革靴を靴屋が作りはじめてしまうなど、ダサさ狙ったはずが新たなブームを作ってしまうキムタクの影響力は絶大でした。

キムタク=社会現象になるの始まりのドラマだったように思います。

3位 プライド

キムタクが「氷上の格闘技」といわれるアイスホッケーに挑戦!

アイスホッケーに情熱を燃やす青年の奮闘をメインに、それに絡む恋愛模様、また、選手との人間関係をリアルに描いた「スポ根(スポーツ根性モノ)ラブストーリーです。

タイトルプライド
放送期間2004年1月12日〜3月22日
ジャンルスポ根ラブストーリー
脚本野島伸司
演出中江功
澤田鎌作
平井秀樹
キャスト木村拓哉
竹内結子
坂口憲二
松本幸四郎
佐藤隆太
中越典子
MEGUMI
谷原章介
滝沢沙織
石田ゆり子
佐藤浩一
主題歌クイーン
「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」
回数11
最高視聴率28.8%

あらすじ

実業団のアイスホッケーチームに所属するハル(木村拓哉)は、アイスホッケーに情熱を注ぎキャプテンとしてチームを引っ張る存在だが、恋愛に関しては誰も本気で愛さずゲームとしてしか捉えていない。

そんなある日、ハルは、チームを擁する会社のOLの亜紀(竹内結子)と出会う。2年前に渡米し音沙汰のない彼を待っている亜紀。そんな亜紀にハルは本気で惹かれていき、亜紀もまたハルに惹かれる。

しかし、亜紀には待っている彼がおり、ハルは、彼がアメリカから帰ってくるまで、ゲームのように付き合わないかと提案をするが…。

解説

ホッケー未経験者だった木村さんは、その役柄を全うするために、かなりハードな練習を行っていたそうです。

出演者にアイスホッケーの指導を行った、パラアイスホッケー日本代表監督の信田憲司さんは、木村さんを中心としたキャストの皆さんのプロ顔負けのストイックな姿に驚かされたそうです。

「アイスホッケーの選手でも、だいたい1時間半の枠で練習するのが通常なんですが、ドラマのロケでは1日中氷の上にいることが普通でした。木村さんをはじめとしたキャストの方々は、休みもそこそこに、ずっとスキルの練習をされていたのが印象的です」

1日の練習は、12時間以上に及んだことも。

ある時、木村さんから最近のホッケー業界について聞かれたそうです。

信田さんが、このドラマのおかげで、興味を持ってくれる子どもたちが増えていることを伝えると、

キムタク
キムタク

ここだけの話、視聴率とかよりもそういう話のほうがうれしいんだよなぁ

と、コソッと答えたそうです。

また、撮影当日は、ホッケー選手として身体を動かし続けるうえに、セリフや細かい演技も行わなければなりません。

超ハードな現場だったそうですが、疲れた表情は見せず、エキストラたちに

キムタク
キムタク

もう少しで終わるから頑張ろうね!

と元気づける気配りをしていたそうです。

関係者が喜ぶような気配りをサラッと出来るところが、男も惚れるキムタクなんでしょうね!

まとめ

まとめ

90年代を過ごした男性の多くは、きっと木村拓哉さんに憧れて髪を伸ばした経験をお持ちではないでしょうか。

男女問わず、キムタクが演じる主人公のように仕事してみたいなと思ったことは、一度や二度ではないでしょう。

今回は「月9」をテーマにしましたが、他局も含めると、きっと思い出のドラマがあるはず。

若い人も全盛期のキムタクには憧れてしまうことでしょう。

「教場」シリーズで新境地を見せた木村拓哉さん。

今後、どんな役を演じるのか、楽しみですね。

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